コミュニケーションの原則は「相手が嫌なことをしない」だ。冗談も同じで相手が言われたら嫌な冗談は言わないようにしよう。例え自分が面白いと思っても相手が面白くないなら言うべきではない。基本的には「相手が嫌なことをしない」ということだが、冗談は特別むずかしいのでわざわざ別ページで説明する。

冗談を言う人で変わる

冗談が難しいのは、同じ冗談を言っても言う人によって感じられ方が変わる点だ。例えばAさんとBさんがいる。2人ともあまりお金をもっていないので、よく2人はお互いに「お金ないくせに (笑)」と冗談を言い合っていた。ある日街中で高級車を見ながらAさんが「この車ほしいな〜」と言うと、それに対してBさんが「お金ないくせに (笑)」と言った。Aさんは笑った。だがまた別の日にAさんがまた街中で高級車を見ながら「この車ほしいな〜」と言うと、それに対して横にいたCさんが「お金ないくせに (笑)」と言った。するとAさんは不機嫌になった。同じ状況と同じ冗談だが、Cさんは家がお金持ちであるので、Aさんからすると "お金持ちであり自分のお金なさとその気持ちを理解できない人が自分のその苦しさをバカにして笑ってきた" と感じたのだ。このように冗談は冗談を誰が言うかで変わってしまうので注意する必要がある。冗談を言う時は、自分がこの冗談を言って相手がおもしろいと思えるかを考えてから言うようにしよう。