ブランド
Jan 4, 2023
ブランドとその重要性
ブランドとは、企業に対する消費者からの印象だと考えている。世界には素晴らしいプロダクトがたくさんあり、それらの中で消費者に自社のプロダクトを選んでもらうために、プロダクトの魅力を一から説明することはできない。パッと見の印象、周囲から聞いた印象、それらの情報からすぐに良いプロダクトだと思ってもらう必要がある。そのために Now は強固なブランドを築いていこうと考えている。しかし、ブランドとは企業側が作るものではなく、あくまで消費者からの印象だ。このような印象をもってもらえるといいなと考えながら、様々な要素にこだわり、その他の様々な取り組みを通してブランドを築いていこうと思っている。このページでは、チームメンバーと Now を広報してくれる方に Now の理想のブランドに対する認識を揃えてもらうことを目的に、Now の理想のブランド、ブランドを築くための様々な要素や取り組みを公開する。
Now の理想のブランド
Now は Life with Friends というビジョンを掲げ、みんなが友達と幸せな毎日を送れるようにアプリ開発やその他の取り組みを行っている。だからみんなには「友達を大事にして幸せな毎日を送りたいな」「アプリがイケているから友達と一緒に毎日使いたいな」と思ってもらえたら嬉しい。そのために以下のようなことを意識している(ブランドを構成する要素は以下の要素だけではない。もちろんビジョンやミッションなども入るし、普段の細かい言動すべてがブランドに繋がる。いかに紹介するのは一部であると心得られたい)。Now のチームメンバーはこれを意識して普段の仕事に取り組んでほしいし、Now を広報したいと思ってくれた人には以下の内容を意識して広報してもらえるととてもありがたい(広報素材として画像をダウンロードできたり、画像の使用ルールなどを説明したページは現在作成中)。
名前
サービスを覚えてもらい、気に入ってもらうには名前は重要だと考えている。短くて理解しやすく、愛着の湧く響きと字面。そしてミッションにもあるようにリアルタイムなつながりを作るのだという意味を込めて「Now」と名付けられた。
ロゴ
Now のロゴは、Now の頭文字である N をモチーフに、心地よい丸みと深いつながりを感じさせる太い曲線で、みんなと友達のつながりを表現している。
カラーパレット
みんなの友達との幸せな毎日こそが一番大事なものだ。だからそれ以外のもの、究極的には Now の存在自体がそれを邪魔しないように影を薄くする必要があると考えている。だから派手な色を押し出さず、例えば友達との写真や会話が目立つように白と黒を基調としている。
ただアプリを設計する上ではインターフェイス上でアクセントカラーは必要なので Cyan (#1DABE8) を設定している。また、友達との幸せな毎日を表現するためには白と黒では味気なく感じる場面もあるため、Red (#FB4730) から Pink (#e2528b) までの11色も活用している。これらの色を用意している目的はもうひとつ、ユーザーが自分の好みに合わせてアプリをカスタマイズできるようにするためだ。Now は究極的にはアプリはユーザーが自分の好みの形にカスタママイズできるのが理想だと考えている。その理想に近づく一歩目としてこれらの色をユーザーが自分で使えるようにしようとしている。
タイポグラフィ
iOSアプリ内では「San Francisco」、Web上では「Inter」などを使っている。どちらも余計な装飾がなく多くの人が読みやすいフォントで、友達との幸せな毎日を邪魔しない。これをデフォルトとしつつも今後はアプリ内でユーザーが自身の好みでフォントもカスタマイズできるようにしたいと考えている。理由はカラーパレットで書いた通り。
画像
画像は基本的にイラストは使わない。リアルな人間が友達と楽しそうに笑っている画像を多く使う。イラストだと見た人が実際に自分が友達と使った時を想像しにくいからだ。
動画
画像同様リアルな人間の動画を多く使う。
ボイス・アンド・トーン
ボイス・アンド・トーンとは、アプリ内外で Now が書く文章や動画内でのナレーションなどの文体や人格のこと。Now ではユーザーとの親しい距離感を大事にしているため、友達と話すようなラフさを持ちつつ、ただ事業者が消費者に対して説明するような簡潔さも重視している。
マテリアル
マテリアルとは、主にアプリ内に表示される物体の表面の素材のことだ。リアルさではなく抽象化を意識し、小さな画面内でも認知負荷が高くならないようにシンプルに保つ。また、最も重要なのは友達との幸せな毎日であり、それらを邪魔しないように造形も含めてシンプルでやわらかい印象になるようにする。
ハプティクス
ハプティクスはインターフェイスの操作感を高めるために重要だが、さらにはそのアプリに対する印象も左右する要素だと Now では考えている(後者の概念を Now では「ハプティクス・アイデンティティ」と呼称しチーム内でのコミュニケーションで利用している)。例えばボタンをタップした時に長めで強いハプティクス・フィードバックが感じられると、ユーザーはアプリに対して質量や摩擦を強く感じ、それは重厚感のあるブランドという印象につながるだろう(操作感の重さはラグいという印象などにも繋がるので操作感とのバランスは必須だが)。またこれもマテリアル同様、アプリ内だけではなく物理的な制作物にも当てはまる。フィードバックの重要性に合わせて変わるが、Now はシンプルで気持ちいい操作感を重視するため、主に軽く短いハプティクスを返すことが多い。
サウンド
サウンドとは、主にアプリ内で鳴る音声のことだ。ボタンをタップした時の反応や、何かの警告、またある空間を描写する際にサウンドを利用する。Now ではシンプルで気持ちいい操作感を重視するため、高く切れ味の良いサウドを利用することが多い。